皮はやや厚め、果肉は柔らかく、全体として非常にジューシー
皮は口に残らず食べやすい、むしろ、「噛み切りやすい皮」の存在が、「食べ応え」に少し貢献しているようにすら感じられる
甘味/酸味ともに濃厚でバランスは素晴らしい、しっかりとした甘味があり、イヤな酸味は残らない
風味は濃厚で、わずかな青臭さ、程よいトマト臭さ、全体がうまくまとまっていて完成度が高い
一昔前のワイルド感を求める場合にはちょっと違うかもしれないが、かといって「糖度だけのつまらないトマト」というわけでもない、イマドキのヒトにも満足できるクオリティでありながら、祖先として「野生のトマト」を直近に持っていることによる、「遺伝子的な何か」が訴えかけてくるようにも感じられる
特殊な風味が際立っているわけではない、が、濃厚な甘味が余韻にグーっと残り、なんとなくだけど、「プリンのカラメル？」のような香りがあるような気がしないでもない
あと、これは食味レビューに含めるべき内容ではないけども、樹の元気さ、着果の良さ、裂果の少なさ、デザイン性、など、家庭菜園にオススメできる要素に溢れている、「価値のある品種」だと思う！
★★★★★
